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足るを知る

2020.12.14

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「足るを知る」の読み方や意味について解説します。

「足るを知る」は「たるをしる」と読み、「身分相応に満足することを知る」という意味です。

「足るを知る」は老子の「「足るを知る者は富む」が由来だとされています。

以下はその由来とされている漢文です。

知人者智、自知者明。

勝人者有力、自勝者強。

知足者富、強行者有志。

不失其所者久。

死而不亡者壽。

また上記を書き下し文にしたものが以下です。

人を知る者は智、自ら知る者は明なり。

人に勝つ者は力有り、自ら勝つ者は強し。

足るを知る者は富み、強(つと)めて行なう者は志有り。

その所を失わざる者は久し。

死して而(しか)も亡びざる者は寿(いのちなが)し。

これを現代語訳すると、下記のようなものが考えられます。

他人を理解するのは普通の知恵のはたらきであるが、自分自身を理解する事はさらに優れた明らかな知恵のはたらきである。

他人に勝つには力が必要だが、自分自身に打ち勝つには本当の強さが必要だ。

満足する事を知っている人間が本当に豊かな人間で、努力を続ける人間はそれだけで既に目的を果たしている。

自分本来のあり方を忘れないのが長続きをする上で重要なことである。

死にとらわれず、「道」に沿ってありのままの自分を受け入れる事が本当の長生きである。

好きな時に好きな場所で好きな人に会い。

好きなものを食べ好きなことを話す。

自分の置かれた立場がどんなに恵まれていることか。考えさせられます。

それでは。よい一日を!

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